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2006/03/03

百夜行 七夜目

TBSドラマ「白夜行」の第七話(2月23日放送)。

目立った動きは、雪穂が高宮と結婚したのと、笹垣が刑事
をやめて探偵になった事。

笹垣は部下の弔い合戦というよりも、以前からの不自然な
までの亮司と雪穂に対する執着が前面に出てる気がする。
笹垣を見ていると、なんでそんなにこだわるの?と頭の中が
クエスチョンマークでいっぱいになってしまうのだ。
武田鉄矢が演じているせいもあるのか、どっちが犯罪者か
と思う瞬間もあるくらいだ(笑)。

笹垣をもっと魅力的にしなければ、変なオサーンに付け回さ
れている亮司と雪穂の方が被害者に見えてしまう。
もうちょっとあっさりした感じの役者さんで、子供時代の亮司
と雪穂を本気で心配していたが、その後に次々を犯罪を犯し
ていき部下殺しにまで関わってしまう二人を、怒りを感じつつ
も止めてやりたいとどこかでまだ思っているような、そんな人
情味のある感じだったら良かったな。

笹垣に厚みを持たせることで、亮司と雪穂の浅はかさや悲し
さを浮き上がらせることが出来る気がする。
亮司と雪穂の冷徹さだけじゃなく、逆に哀れな面を際立たせ
るためにも、笹垣には“怒り”だけじゃなく、“見守る”役割も
持っていてほしかったように思う。

第七回で印象に残ったシーンは、ちづると高宮を会わせない
よう仕組むために行ったホテルで、亮司と笹垣がニアミスする
シーン。緊迫感があって良かった。
今までがあまりにもうまく事が運びすぎているので(´д`;)、あ
あいうシーンは新鮮で面白く感じた。

あとは亮司のセリフが印象に残った。
「雪穂の幸せは俺の免罪符だから。周りの人合わせたらいっ
たい何人の人生狂わせたか分からないけど、せめて一人は
幸せにしたって思いたいんだよ、俺は」

そしてビルの屋上でたたずむ亮司に、新婚旅行を抜け出して
きた雪穂が、高宮のIDとパスを手土産に会いに来るシーン。
雪穂は、亮司が今まで自分のためにしてくれた事を全部返す
という約束を守らせてほしいと言う。
自分にとっても、亮司の幸せが免罪符なんだからと。
そして亮司の手をとって引き寄せニッコリ笑って、「お帰り」。
亮司は予想以上の(笑)雪穂の好意に感激したような、驚い
たような表情で「ただいま」。

夜の都会のビルの屋上に、亮司が黒、雪穂が白の衣装で。
ダークサイドに落ちていく亮司を昼間の世界に引き戻す雪穂
という構図を表しているようでもあり、百夜を歩く二人に許され
た、ささやかな結婚式のようでもあった。

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