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2006/03/12

白夜行 九夜目

TBSドラマ「白夜行」の第九話(3月9日放送)。

あぁ~やっちゃった~…。

とうとう礼子が亡くなってしまった。
これで雪穂が百夜から出て再び昼間の世界に戻ること
は本当になくなってしまったな・・・。

雪穂を救えるのは亮司や篠塚なんかじゃなく、礼子か
真文だと思うんだけどな。
そして亮司を救えるのは、母親である弥生子で。
自分のことを思ってくれているはずの礼子・真文・弥生
子の三人を手にかけたときが、亮司と雪穂にとっての
本当の白夜のはじまりのような気がする。

亮司にとっては死姦事件が良心を捨てる分岐点であり
、そのせいで性的不能になってしまうのだけど、でも本
当の闇は周りがすべて敵だと思い込んでしまう亮司と
雪穂の心の中にある。

礼子の印象的なセリフがあった。

「しんどかったやろ…かんにんな…。もっと、ちゃんと気
付いてあげられんとあかんなぁ…。」
「けどな、あんたのいてる所は生き地獄いうねん。ほん
まはもっと楽しいねんよ。笑ったり怒ったり泣いたりする
のに遠慮なんかは、いらへんのよ?」
「損してるわ…あんた、大赤字や。自首し?長生きする
から。待っててあげるから。あんたの帰るとこはいつで
もあるんやから。」

雪穂は泣きながら聞いていたけど、結局返した言葉は

「一人じゃないから。行くわけにも、戻るわけにもいかな
いの。ごめんね、お母さん」

雪穂は礼子につながる管を切ろうとするが、ためらって
出来ない。そこへ亮司が現れて、雪穂を出て行かせ、
自分が変わりに手を下そうとする。
立ち去るときに礼子をちらっと見る雪穂、雪穂を信じたく
てすがるような目で見る礼子、ふりきるように目をそらし
て去っていく雪穂、その瞬間、礼子の目にあふれる涙…。
雪穂への絶望と生への絶望が同時に襲った涙。
このシーンは凄かった。
テーマ音楽の“穏やかさなどはきっと味わうことはない”
という歌詞ともあいまって、悲壮感が胸に迫ってきた。

礼子はただ優しいだけじゃなく、子供が持てなかったり
一人で華道で生計を立てていたりと、波乱含みの人生
を歩んできたような気がする。
だからこそ、必死にアピールしてくる子供時代の雪穂に
何かを感じて引き取って、何とか心を開かせようと苦心
してきたのかもしれない。

礼子が松浦の死体を見た後、子供時代からの雪穂の
成長が日を追ってフラッシュバックしたのも凄かった。
礼子の気持ちが痛いほど伝わってきた。
何事もないように暮らしていた雪穂が怖くなった?
違う。雪穂と暮らしてきた今までの時間が嘘だとは思
いたくなかったのだ。雪穂は大事な娘なのだ。
だから礼子は、震える手で死体を再び隠した。

礼子は亮司にも語りかける。
「白い花の子か…あんた、二人してそのザマか。哀れ
やなぁ」
亮司は返す。
「正しい事なんて、言われなくても分かってるんです」

次は弥生子か真文の番だろうか。
でもね、なんでまず笹垣と篠塚を消さないのかと(´д`;)
笹垣と篠塚が雪穂の正体に気付いて、すぐそこまで迫
ってきている。物語も佳境。

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